2020.11.3(火)東京ドーム THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE -DOME SPECIAL- ~不滅の八重歯~

2020.11.3(火)東京ドーム
THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE -DOME SPECIAL-~不滅の八重歯~

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日月火3連休の日曜日から何となく、火のオジモンライブに向けてそわそわするなどし、なんとなく落ち着かない連休を過ごす。
月、転職の自己PR文をやっと書く。書いたら書いたで、やればできるじゃない、と思う。
火、エージェントで落ちたところに直接応募してみるなどし。ライブに気を取られてひとつも集中できないが、一つも応募せずにライブに行ったら行ったで自責の念に駆られること間違いないため、どうにか1件応募。とりあえずやったぞと自分の心をなだめる。
昨日美容院に行って根元が伸びて髪も明るくなっていたところを、綺麗に秋色に暗く染めてもらい前髪も後ろも整えてもらいブローしてオイル付けてもらい心の迷いを一件解決。根本なんて誰も見ないしいっか、ではない。すべては私の心の問題。ライブ前にできるところまでは身綺麗にしたい。化粧して、お気に入りのワンピースと今年買ったコートをおろす。お気に入りの服をおろす場としては最高。旅先で買う洋服、ライブ会場付近で買うアクセサリと同じように、その服を着るたびに、これおろしたのあのライブの日だったな、と嬉しい気持ちになれる。
電車の中で、今から行くライブについて、繊細な吉井さんについて、胸が熱くなりツイート。溢れる涙を瞬きでせき止める。
会場に着く。22ゲートの電光掲示板には、フォント小でthe yellow monkey live、その下にフォント大で、マスク着用、大声禁止等、重要事項が表示される。オジモンの大パネルの表示は一か所。せっかくなのでマスクごと自撮り。入場設定時刻より早いが、入場スムーズに進んでいるとの事で、どの時間帯の人でも入場OKですよと。入ってまだ1時間もある。地下の屋台街をひやかし、もちろんライブ前お決まりの食欲不振のため食べはしない。
席に着く。オジモンの大好きな演出、カウントダウン。とにもかくにもいつでも何でもカウントダウン。SEの選曲のセンスが良い。
17:50 スタッフがステージで、本日の注意点等スピーチ。このカウントダウンを見るたびに我々スタッフは緊張します、と。席においてある制御型ライトリストバンドは100%の回収率でお願いしますと。一席間隔で空いているが、全ての席にリストバンドが設置されており、これが全て光るためライブ中の演出はとても綺麗だった。
私の列は私の右側の席は全て誰も来なかった。
カウントダウン60秒前ぐらいからちらほら立ち上がり始める。
18時開演

 

1、 真珠色の革命時代 pearl light of revolution
吉井さんが映った時の第一印象、昭和!ベストテン!野口五郎西城秀樹!何かの曲の時歌ってる横顔YOUだったよ。何事なのか。吉井さん、もっとビジュアル格好良い時あるよね。今日ももちろん格好良いが、なぜにスタイリングを昭和歌謡仕上げにした!?!?私はいいよ、もーっと格好良い時、前髪斜め分けで、両サイドの毛量もうちょっと少なくして、時には耳に掛けたりして、顔の良さを全面的に活かし、老いも若きも女も男もすべての生命体をその美しい外見と溢れ出る色気で次々と仕留める吉井さんを知ってるからさ、いいんだよ、私はね、いいの、知ってるから。でもさ、今日配信してるやん?いつもはチケットなくて行けないけど、イエモン気になるし、今回初めて、配信チケット買って、見てみよっかな、ていう人にとって、野口仕上げは、んん~~~~~~~~どうかな~~~~~~~~~!?!?!?!?!?いや逆に、逆の逆に、昭和アイドル追っかけ世代をピンポイントで狙いに来てる?????(考えすぎだよ!)
髪の毛もっふもふで全体的に丸いシルエットで両耳はもちろん出ていない。前髪もまっすぐおろしている。スカイミントグリーンのスリーピース。股下2m。身長じゃない、股下が2mあるのだ。足が長すぎる。エマちゃんはあれだな、白のトレンチコートに赤い花柄でシルエット的には特攻スタイル。背中に「夜露死苦」「愛羅武勇」の刺繍を探すも見当たらず。
アニーは紫のキラキラシャツ。ヒーセはお洒落番長。←色も黒っぽかったし、派手な赤とかオレンジとかでもなく、あんまり覚えていない。

しかしまあ、イエモンの曲ってのは、不思議だな。過去に書かれてその時代を表現しているはずなのに、ここにきてその時点の過去から見ると未来である今現在においても、時代に合っているし、なんなら今現在を言い当てているようなこれからの未来を憂いているような。いつの時代にも合う、時代遅れには決してならず、常に未来に向かっているような。普遍性。森博嗣先生が、いつの時代に読んでもおかしくならないように、と、その時代を表すような固有名詞を出さないように気を付けている、というのと似ている。吉井さんの書く歌詞は、男女の愛、人間愛、心の葛藤、疑問、悩み、偽善、悪、愛、愛、愛、愛!!!!喫茶店だとかバルコニーだとか、そのシーンを切り取って見せて、それら全てが、いつの時代も繰り返される、男女の愛、人間愛、男と女の駆け引き、決して古くなることはない。

オープニングで暗いバラード始まりは珍しいのでは?
もっとアップテンポの曲が来るかと思ったよ。天道虫的な。そういうテンションじゃないのかもね。吉井さんアイシャドウなし。吉井さん、後の方の曲で、客席にお尻向けて突き出したりポーズとったりしてたけど、パンティラインが全くないの。Tバック?

 

2、 追憶のマーメイド

吉井さんMCここ?
皆さん今日は来てくれてありがとう。
「細かい事はいいや」この一言でさ、言いたいこといっぱいあるけど心配なこといっぱいあるけど、それぞれ対策してるし長くなるし、ま、いいや、という吉井さんの胸の内、全て伝わりました。そして別に、予定調和の「コロナの中開催できて嬉しい。皆さん大変な中参加してくれてありがとう」の言葉は、まじでいらねえな。いつもはいっぱいベラベラベラベラ無駄話するのに、今日は全体的にMCシンプル。さすがよ、吉井さん。

3、SPARK


4、Balloon Balloon
愛がまやかしというのなら この世界は生きてるだけの場所
人気曲だね!ドームで聴けてめっちゃ嬉しい。

 

5、Tactics
始まる前のOH yeahのコール&レスポンスのやり取りね、吉井さんがね、「声は出せないから、体で来なさい。体で。」って。「体で来なさい」だよ。なんつー魅力的なお誘いなんだ!絶対行くし!絶対に体で行く!!!私はねえこういう時のために普段から体を使ってるんですよ!(え、ダンスとかですけど)
タクティクスめーっちゃ好き。ライブ映えする。踊りやすい。ノリやすい。曲に酔いしれやすい。

6、球根
7、花吹雪

 

8、Four Seasons
男らしいとか 女らしいとか そんなことはどうでもいい 人間らしい君と

この歌詞書く人に惚れないわけないやろ!!!!!!めっちゃ好き!!!!ほんとに好き!!!!!だーい好き!!!!!!このメロディにこの歌詞をのせて歌ってくれて本当にありがとう!!!!!!!その心が好き!!!!!!その感性が好き!!!!!!
「この一節があるからこのバンドに一生ついていく」の曲これ!!!!!

花道を歩いてセンターステージへ移動。30周年東京ドーム用に作られた百鬼夜行の紙芝居の映像があるでしょ、あれさながら。4人の妖怪百鬼夜行。先陣を切るは吉井和哉。長ーい足をこれでもかと余裕たっぷりにスッと伸ばして足さばき、ゆったりと歩きながら左右のファンへお手振り笑顔のサービスを怠らない。

 

吉井さん
「30周年という事で、オリジナルメンバー4人でセンターステージで演奏します。鶴ちゃんはそこで、ごめんね、まだ4年だからね。かなりのソーシャルディスタンス。笑
「イエローモンキーの、初期の曲で、ブギーを聞いてください」
9、Foxy Blue Love
10、sleepless imagination

 

11、熱帯夜
エマのギターソロを送り出す時、吉井さん、「八重歯ギター」って言ってた?なんて言ってたっけ。なんか面白かった記憶があるんだけど。もしそうだったとしたら、ここで思いついた?ねえ、5曲後のエマギターソロ送り出しの時に言ったあれに繋がる???
吉井さん、スタッフから投げ入れられたタンバリンを華麗にキャッチ。歌う時肘に掛けたり、歌詞に合わせてタンバリンの丸の中から顔覗かせたり。いいぞもっともっと見たい。曲終わり、スタッフにナイスコントールで投げ返す。

12、BURN


吉井さん「イエローモンキーのロックを聞いてください」
13、JAM
曲終わった後、倒れたマイクスタンドの根っこを、足を引っかけてひょいと立てる、その仕草、すごく格好良かったです。

花見を歩いてメインステージに戻る。メインステージに戻ったら、ファンのみんな、スッと椅子に座ってさ、え何で今からすぐ演奏に入らず小休憩タイムだってわかったのかすごい。

 

14、メロメ
女声と。暗、寒、冬の歌かな。

15、天道虫

 

16、パンチドランカー
きぃぃぃぃぃぃたぁぁぁぁぁぁx!!!!!!!来たよ!パンドラだよ!!きたよ!!-
世界一格好良いイントロ演出、メンバー演奏順にスポットライト浴びるやつ!アニー、ヒーセ、エマ、吉井さんの順で!もう、どう転んでもどこで演奏しても超格好良い!!!!!はー幸せ!!!何となく、聞けたら嬉しいな~~~~~って思ってたのよ!!!めっちゃ嬉しい。

 

17、Love Comunication
不滅の八重歯!!!!!!!
はいはい!!!超気に入っちゃったから何度でも言うよ!!!!!!!
不滅の八重歯!!!!!
まるで我が身はむせびなく、のあと、「ひであき」からの~~~~~
「不滅の八重歯!!!!!!!!!」
もーーーーーーーーすごくない?!?!?!?!?!?!一撃必殺で私心を持ってかれちゃったんだけど!!!!!!すーーーーーーごくないか!?!?!?
吉井さんのこの言葉遊び、言葉選びのセンス!ほんと好き!めっちゃ面白い!すごいよく思いつくよねこんなの!ねづっち的なやつ!大喜利とかなぞかけとかダジャレとかギャグとかユーモアとか皮肉とかそういうセンスが私本当になくて、これらがある人、さらっと言える人、まじで尊敬する。本当にすごい。めっちゃ面白い。さすが手八丁口八丁で水商売やり生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも噛みしめて清濁併せのんで泳ぎ切って泳いで泳いで今もいる人は違うわ!!!すーーーーごい!!
この一撃必殺絵、今年のトレンド、今現在の大ヒット作品をもじってみせ、やいば と やえば 一文字違い!それで今気づいたけど、「不滅の」じゃないわ「鬼滅の」だから、前半と後半で2文字違いか!あまりにもしっくりきすぎて前半の「不滅の」は原作も不滅のかと思っちゃった。フィット感抜群。すごいよね!エマの八重歯が不滅→エマのギターは不滅→エマのギターはイエモンにとって必須不可欠、唯一無二の存在→イエローモンキーis MY LIFE!!!!!!ってことでしょ??(そうなの?)すごいよね何でこんなの気付くんだろ。ほんっっっとうにすごいし面白い!!!!!!!私めっちゃそれ好き!これから辛い時には思い出すし、辛くなくても思い出して、吉井さんの言葉選びのセンスの良さを噛みしめるとともに、語幹の良さ、言うタイミングの良さ、全てが超完璧!こんなに気持ちいいIPPON!!!!はそうそうないよ!


吉井さんMC
東京ドームは、2001.1.8に最後にライブをして、その後休止、解散したから、良い思い出はなく、って。今回30周年で、名古屋ドーム、京セラ、そして東京ドーム2daysでやる予定が、その後は皆さんご存じの通り。なかなか、良い気持ちで東京ドームでさせてもらえない運命、そんなバンドだと。これ聞きながら、ずーっと、え、東京ドームやったよね???2017冬にやったよね!?BURNで炎の中エマ燃えてたよね!?LOVE LOVE SHOWで各国の美女をずらーっと円形花道に並べたよね?え、あれ、楽しくなかったの!?あの時もリベンジリベンジ言うてなかった??え??え???ってずーっと心の中でツッコみ。あかんあかん。モテ男の伊達男、話半分に聞かな。いう事コロコロ変わる。嘘ついてるとかじゃなくてその時の解釈が毎回まるで違う。名越先生の言う通り、言葉を捉えてはいけない、心を聞かなくては。

 

18、バラ色の日々
いつも、エモエモの激エモで、涙なしには聞けないバラ色ですが、今日は、全曲で不滅の八重歯発言があったため、わたくし、不滅の八重歯の語幹とセンスと面白さと本当に全部気に入ってツボで面白くて超ニッコニコでご機嫌で楽しくて、全くおセンチな気分にならず、不滅の八重歯、不滅の八重歯、と野口の天才的言語センスを心の中で反芻しながら楽しんでおりまして、バラ色は曲に合わせて踊りながらハッピーに聞いていました。明るい気持ちで聞くバラ色の日々、最高に楽しい!

 

19、SUCK OF LIFE
吉井さんのマイクスタンド回しプレイあり。
吉井さんの鼻口がプリントされたマスクを着用し、エマのギターをいじくり倒す。そして、もったいぶって見せつけて、マスク越しにちゃんエマとキッス。このマスクがほんと、原寸大吉井さんの鼻と口で、マスクしてるのに吉井さんの顔なのwwぴったり原寸大ww調整すごいw


20、パール

吉井さんMC
言葉を選びながら慎重に話す吉井さん、話す言葉を組み立てるために目をぱちぱちキョロキョロさせながら話すの。めっちゃ可愛い。目がぱちくり大きい。本当に可愛い。
「2001.1.8東京ドームのライブをもって、活動休止、その後解散して、10年ぐらい経って、また私と一緒にバンドをして下さいと、メンバーそれぞれにメールを送って甘えて(ここ、甘えたっていう風に今まで言ってたの聞いたことなかったから、吉井さんの中でも、その時々で、その時の自分がどういう感情、態度だったか、認識が変わって言ってるのかな。今までは、そのメール送った時を、甘えたと認識してなかったけど、今は、あの時甘えたんだな、と思っている、とか、変化していってるのかな。)、めでたく、めでたくっておかしいけど、再集結して、念願の、アルバムをひっさげて、去年約1年間ツアーして、そして30周年を、2019年12月の名古屋、あ名古屋はやってないは(あれ、名古屋じゃなかったっけ??)、今年2月の京セラ、その後東京ドーム2daysをして、実はその後、イエローモンキー第二章として、充電期間に入り、数年かどれくらいかわからないけど、またアルバムを作って」

みたいなこと言ってたけど、これ聞いたとき、結構衝撃的な事さらっと言うやん!て。数年間充電期間の予定だった、ってことは、数年って、1年2年じゃないよね、3年ぐらいだよね。吉井さんの発言は何一つ信じてはいけないけど、3年間、オジモンのライブなしの予定だったの、結構怖いしショッキングだよね。3年お預けなんて待てないよ。待てない待てない。生きてるだけでいいとか言うけど、そんなの嘘。待てないもんは待てないし、再集結して生きてるならライブしてよって強欲で罪深いファン心理よ。あーこわ。いつまでも いると思うな 親と推し。まじで、去年心的にはボロボロだったけど、それでも、乗り気じゃなくてもどうにかこうにか、B‘zとオジモンとカッツ―ンのライブをさ、時間をやりくりして現場参加したのよ。今年コロナで稲葉さんソロもGLAYもオジモンも中止になってさ、真っ先に思ったことは、「去年心が本当に辛くて乗り気じゃなかったけどくそ意地出して現場参加して良かった」だもんね。これ去年のライブ現場参加手を抜いてたら、今年の私、去年の私を許せなかっただろう。すごいよね、全部自分の話、自分都合、許すも許さないも自分だけの世界。自分の世界に自分しかいない。生き辛。

「それで、この曲は再集結してすぐレコーディングしたけど、何かのきっかけで、先行シングルはAll Rightになって。30周年のドームで、この曲を披露すべきだって、スタッフの強い意見があって。不思議なタイトルですよね、こんな未来が来るを思ってない時に書いて。」

吉井さんて、物事を引き寄せるというか、物事を運命的に自分の解釈にしてしまうというか。
タイトルや歌詞は、やはり、吉井さん、いつの時代にも合う普遍的な内容である。

 

21、未来はみないで

言いたいこと やりたいこと この先だって変わるよ
何も石に彫ったわけじゃないからね

ここの歌詞に私は救われている、心が軽くなった。真面目でさ、自分で決めたことをやり遂げない時が済まなくて、誰に言われているわけもないのに自分を責めがちで。言うこともやることもやりたいことも考えも、どれだけ変わってもいい。だって変化する生き物だもの。変えればいいし変わればいい。

これぐらいの遅いテンポの曲ってテンション上がらないし元気でないから好きじゃないけど、この曲、メロディはきれいだし歌詞は優し切ないし、んー、何が好きなんだろ、聞いていて居心地がいい。傷を癒すような。ヒーリング効果がある。吉井さんの歌い方が優しいのかな。未来はみないで。ハッピーエンドの歌詞ではないよね。愛の意味を知った朝あなたはこの部屋を出て行くんだもの。なんで出て行くんだろ。ずっといてほしいよね。愛の意味を知って出ていくってことは、愛じゃないって気付いて出て行ったのかな。

 

アンコール:
スリーピースのジャケットを脱いだ野口、いや吉井さん、足がさらに伸び股下3mに。
エマ、黒の衣装。似合ってる。格好良い。

 

吉井さん「皆さん楽園へ行きましょう~~~」
22、楽園
さーて、吉井さん、今日は猫をどうするかな?
→シャツをの左胸元に小さい猫をしまいました。はぁ~吉井さんのあの大きな綺麗な手で小さい猫をシャツの左胸にしまったんだよ。ポケットじゃないよ。可愛いすぎるでしょ。

23、ALRIGHT

24、悲しきASIAN BOY
吉井さん胸元に赤い×の掻きむしり傷。
吉井さんの機関銃の声真似が上手すぎてマイクよく通るもんだからその音の楽器かと思ってスクリーンみたけど明らかに吉井さんの声。
花吹雪が打ち上げられる。吉井さん、最後のエマヒーセギターベース背中合わせレイ中、花吹雪の中、花道を途中まで歩き、仰向けで寝る。目を閉じる吉井さんの体の上に花吹雪が積もる。綺麗な死体のよう。バンドのアイデンティティといっても過言ではないこの曲を、花吹雪舞う中、花道に寝て目を閉じ微動だにせず聴き入る。吉井和哉は何を思う?
飛び起きて、積もった花吹雪を払い、頭を振って払い(可愛い)、バンドメンバーの元へ。

 

25、プライマル。
ほんと~~~~~に君んとこのバンドは!いちいちいちいち!意味を!持たせてくる!おいまじかよ!2016再集結ツアーのライブでは1曲目は常にプライマルだったんだよ!それもさ、解散前最後のシングルだったんだよ!ほんっっっまにもう!エモーショナルすな!!!まじでいちいち重たいねん!!!!プライマルで終わり、プライマルで始まり、プライマルでまた終わるつもりやったんかい!!そんで数年間充電しま~~~~す解散はしないよ~~充電期間だよ~~~いつかは約束も断言もできないけど皆も元気でちょっと待っててね~~~~戻ってきたらまたライブ遊びに来てね~~~~つって現れないつもりやったんかい!!!!!ほんっっっっまに!!!!!!!!しんどいねん!重たいねん!寂しいねん!物語性がすぎるねん!メッセージ性が高すぎるねん!!!!!いっつも置き去りの置いてけぼりやん!!!!!!!!
等という感情が渦巻いて手拍子もせずにバンドを見つめてしまった。睨んだと言いたかったが見つめたに言い換えた。良い曲やのに手放しでノリきれない。
卒業おめでとう「ブラブラブラブラ~」の吉井さんの手のビロビロ。

みんなさ、ファンの方々ね、すーごいのよ。ちゃんと、「大声を出さない」のルール守って。19000人誰一人「吉井さーん」「エマーーーーー」とか、叫ばなかった。すごくない?日本人の同町圧力は大嫌いだが、こういうところでは、叫ぶと白い目で見られる、ま、それ以前に、感染対策のルールなので、それを守っている、と解釈するのが普通なんですけど、すごいよね。すごいすごい。ちゃんと守ってるんだもん。大声で歌う、メンバーの名前を叫ぶ、なかった。ほんとにすごいよ。でもって、なきゃないで、ライブ、楽しかった。生音、生歌、生演奏、生メンバー、ライトアップ、スクリーン、天井に映し出される花柄、現場の空気。